婚活パーティーでマッチングが成立した瞬間はとても嬉しいものです。しかし、それはゴールではなく、相手と関われるようになっただけであり、お友達→交際→結婚…と続く相手との関係性のスタート地点です。マッチング後の行動次第で順調に進むかどうかが決まります。本記事では、婚活パーティー後に順調に関係を育むための5つのステップをご紹介します。
ステップ1:感謝の気持ちを伝える
マッチングが成立したら、まずは相手に感謝の気持ちを伝えましょう。婚活パーティー当日中に「今日はありがとう」という簡単なメッセージを送ることで、好印象を与えることができます。婚活パーティーの熱が冷めない内になるべく早くメッセージを送りましょう。この一言が信頼関係の第一歩となります。
メッセージ事例
お話できて楽しかったです。今日はありがとうございました!これからよろしくお願いします。
今日はありがとうございました!出会えて嬉しかったです!○〇さんの趣味のお話が楽しかったです。
今日のパーティーは○〇さんのお陰でとても楽しかったです!ありがとうございました。また楽しくお話ししたいです!
ステップ2:早めに次のデートを提案する
婚活パーティー後、間を空けすぎると気持ちが冷めてしまう可能性があります。できるだけ早く次のデートを提案しましょう。デートの内容は軽めのランチやお茶がおすすめです。
ポイント
- 日程の候補をいくつか挙げる。
- 相手の負担にならない場所を選ぶ。
メッセージ事例
次はもっとゆっくりお話ししたいですね!今週末か来週の平日、ランチでもいかがですか?
○〇さんの趣味の話が楽しかったので、もっと聞きたいです!○〇さんのお住まいの最寄り駅の喫茶店でお話ししませんか?私は●月▲日■日〇日なら空いてます。
ステップ3:連絡頻度を相手に合わせる
マッチング後の連絡は重要です。ただし、相手のペースに合わせることが大切。頻繁すぎる連絡は重い印象を与え、逆に少なすぎると興味がないと誤解される可能性があります。適度な頻度を心がけましょう。
ポイント
相手の返信速度や内容を観察する。
返信速度が速い相手なら、こちらも速く返信するとテンポよく話が弾むでしょう。返信速度の遅い相手ならば、ゆったりした気持ちで返信しましょう。何度も立て続けにメッセージを送ったりは避けましょう。また、文章の長さも観察しましょう。相手が長文の場合はこちらも長文で返しましょう。会話のようなテンポで短文メッセージの場合は、こちらも短文の方がよいでしょう。
会話が続くよう、共通の話題を探す。
会話が続かないというのは、お互い慣れてきてからは良いですが、まだお互いのことをよく知らない場合だと、興味がないように思われてしまい、マイナスな印象になってしまうかもしれません。相手に興味を持つのは大切です。また、自分のことも同様に知ってもらう必要があります。その場合、共通の話題があるとお互いを知るのに有効です。趣味や学生時代の部活、家族構成や好きな食べ物など幅広い話をしてみて、共通点を探しましょう。共通点が見つかったら、話を深めてみましょう。お互いが楽しめるように、聞き役に回ったり、自分の話をしたり、バランスよく会話することも大切です。共通の話題で楽しく盛り上がれるとよいですね。
ステップ4:誠実さを忘れない
マッチング後は、お互いを知るための大切な期間です。自分を良く見せようと無理をするのではなく、誠実なコミュニケーションを心がけましょう。小さな嘘でも関係にヒビが入る原因になることを忘れないでください。
ポイント
自分の価値観や目標、状況を正直に伝える。
自分の価値観をきちんと伝えることは価値観の不一致を避けるのに役立ちます。また、人生における目標などの共有は、人生を共に歩むかもしれない人へは必須でしょう。また、今の等身大の自分の状況について包み隠さず話すことも大切です。お互いをきちんと知ることで、ミスマッチを防ぎます。
相手の話に真剣に耳を傾ける。
相手がどんな人物であるか深く知ることも大切です。その為には、相手の話に真剣に耳を傾けましょう。たわいのない会話を楽しむこともよいですが、婚活においては結婚を見据えた視点での会話も大切です。誠実に相手のことを考えながら、相手について知っていきましょう。自分の価値観と相手の価値観が合わないこともあるでしょう。その場合、許容できる範囲なのか、その価値観は優先順位として上なのかという視点でも考えてみましょう。
誠実でない対応の失敗談
清子さん(仮名)は文太さん(仮名)とマッチングして良好に関係を築いて、交際に至りました。文太さんはマッチング時のプロフィール欄に年収500万円で出版社勤務と記載していました。しかし、清子さんと交際が始まる前に、実は文太さんは出版社を退職して他の職種に転職して年収300万円になっていました。しかも、当初のプロフィール記載時の年収500万円というのも虚偽の内容で、実際は出版社勤務時代も年収400万円だったそうです。交際後にそれを聞かされた清子さんはショックを受けました。清子さんは年収や職種がプロフィールとは違っていたことに対してではなく、「嘘をつかれた」ということと「重要なことについて相談などがなかった」ということにショックを受けました。清子さんは年収や職種を婚活の重要条件にしていた訳ではありませんでした。なので、最初から年収400万円という記載だったとしても、文太さんと交際していたと思うし、転職も相談されていれば、応援していただろうと言います。しかし、「嘘をつく人であるということ」と「重要なことを相談してくれなかったこと」によって不信感が強まりました。そして、その後も様々な嘘があったり、コミュニケーションがうまくいかず、最終的には清子さんから文太さんに別れを告げたそうです。
文太さんは自分をよく見せようと最初から虚偽の年収を伝えていました。また、相手に伝えると都合の悪そうなことは相談しませんでした。しかし、こういった行動は逆効果であり、自分勝手で、最終的には清子さんと別れることになりました。自分をよく見せようと無理はせずに等身大のあなたをアピールしましょう。婚活において嘘はいけません。また、自分都合で考えるのではなく、相手を思いやり、コミュニケーションをとることは大切です。誠実に相手と向き合うことの重要さを忘れないようにしましょう。
ステップ5:結婚に向けたビジョンを共有する
関係が深まってきたら、結婚についてのビジョンを共有しましょう。いつ頃までに結婚したいのか、理想の家庭像などを話し合うことで、将来を見据えた関係を築くことができます。
注意点
いきなり具体的すぎる話題は避ける。
相手の意向などを確認せずに、自分の将来への希望やこだわりをいきなり具体的に話過ぎるのはよくありません。相手のビジョンと異なっていた場合に、せっかく築いてきた関係性がうまくいかなくなる場合もあります。
例えば
結婚したら、僕の両親と同居してほしいんだ。子どもは3人希望するよ。でも、お金がかかるだろうから、共働きにしたいな。
といきなり言われたらどうでしょうか?相手は両親との同居に抵抗があるかもしれません。そもそもまだ会ったこともない両親と同居…と言われても、どんな人かも解らないのに…と思われるかもしれません。また、子どもの希望はセンシティブな内容でもあるので、話し方には注意が必要でしょう。また、相手の仕事やキャリアについて勝手に希望を押し付けるのは失礼です。
相手の意見や考えを尊重し、自然な流れで話す
結婚に向けたビジョンを共有する時は相手の意見や考えを尊重することを意識しましょう。自分の意見の押しつけは後々相手の不満に繋がってしまう恐れがあります。また、自然な流れで話した方が相手もあなたの気持ちを受け入れやすいかもしれません。
例えば、子どもの希望を聞く場合は下記のような話題から徐々に聞いていくのがよいでしょう。
僕は子どもが好きなんだ。○〇さんは子どもは好きかな?
この前、子連れの家族をショッピングセンターで見かけて、素敵だなって思ったんだ。
直接的ではなく少し遠い話題から徐々に自分の結婚観の話題にしていき、相手の意見や考えをきちんと尊重するのが大切なのは、他のジャンルのビジョンの共有でも大切です。
結婚に向けたビジョンの共有はセンシティブな内容を含むことも多い為、慎重に話した方が得策ですが、決して避けては通れないものです。そこで2人で同じ方向性を持てるかどうかは、その後の人生を共にできるかにも関わってきます。意見が食い違ってもお互いに歩み寄ることができれば、問題ありませんし、ここがクリアできれば結婚への階段もあと少しと言えるかもしれません。
まとめ
婚活パーティーでのマッチングは、関係を育むための第一歩です。感謝の気持ちを伝え、デートを重ね、誠実なコミュニケーションを通じて、お互いの将来を考えることが重要です。これらのステップを実践することで、婚活パーティーでの出会いを結婚という形に結びつけることができるでしょう。
ぜひ、あなたの幸せな未来を目指して行動を始めてみてください!